神田正輝の細かすぎる突っ込み、共演・舘のNGに備え衣装に細工
俳優の舘ひろし、神田正輝が12日、NHKで行われた、同局・BSプレミアムのドラマ「クロスロード-声なきに聞き形なきに見よ-」(28日スタート、全6回、日曜、後10時)の取材会に出席した。収録中、神田は自身の衣装の裏側に“ある仕掛け”をして、NGが多いという舘に突っ込みを入れようとしていたというエピソードを明かした。
「クロスロード」は16年2月から3月に放送されていた作品の第2シリーズ。舘は定年まであと1年となった刑事・尾関辰郎を、神田はジャーナリスト・板垣公平を演じる。立場柄、二人は対峙(たいじ)して会話をするシーンが多い。
ある日、神田は美術スタッフに頼んで自分の上着の裏側に「セリフ覚えろ」という“突っ込み”を書いたテープをはって撮影に臨むことがあったという。しかし、そういう準備をした時に限って「珍しくNGなしで言えた」(舘)と小ネタは不発に。「1つ言えば10返ってくる」というようなバージョンもあったといい、神田が「ちゃんと作ったんです」と振り返る自信作で、直接撮影には関係ないものの、現場のムードをつくる気配りだった。
石原プロモーションをけん引する2人。舘は「僕は確かにNGが多いんですね。どういうわけだか。でも毎回付き合ってくれて。嫌な顔しないで何度も付き合ってくれて。そういう意味では感謝しています」と頭を下げた。神田は「(舘は)集中力が深くなったなと。うちの会社は飛んだりはねたりばっかりなんですけど、アクションもない何もないというので、いい仕事をさせていただくチャンスがあったなと思います」とこの作品での共演に感謝していた。