上方落語若手噺家グランプリ抽選会 米団治「若手の起爆剤になれば」

 「第3回上方落語2017若手噺家グランプリ決勝戦」(6月20日、大阪・天満天神繁昌亭)の出演順抽選会が15日、大阪・上方落語協会会館で行われた。

 入門4年~18年未満の若手が対象で、予選を勝ち抜いた桂雀太、桂華紋、桂米輝、桂三四郎、林家染吉、笑福亭喬介、桂二乗、桂小鯛、桂雀五郎(出演順)の9人が決勝に進出この日は雀五郎、三四郎、米輝をのぞく6人が出席した。

 優勝賞金20万円の使い道を問われた雀太は「大阪経済活性化のために、一晩でぱーっと遣います。(NHK新人落語大賞の賞金)50万円も一晩で遣ったし」とニヤリ。また今回の唯一の20代である華紋は「今週末に結婚するんですが、その披露宴の足しにします」と幸せそうな笑顔を見せた。

 上方落語協会副会長で若手育成担当の桂米団治は「若手といってもほとんどが30、40代。私も来年60になるが、若い人に触発され、元気を頂く。この大会が若手の起爆剤になれば」と期待を寄せた。

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