公式戦１７連勝中の藤井聡太四段（１４）が１８日、大阪市・関西将棋会館で行われた加古川青流戦の開幕戦で、竹内雄悟四段（２９）と対局し、連勝を「１８」に伸ばした。取材に応じた藤井四段は、対局中にチョコレートを食べていたことを明かし「糖分の補給は欠かせない」と笑顔を見せた。

　この日は持ち時間が１人１時間だったため、昼食休憩が設けられなかった。そのため藤井四段との取材で“恒例”となっている、報道陣との昼食に関するやりとりはなかった。

　一方で、対局に持ち込んでいたチョコが話題に。対局中「ちょっと甘いものが欲しくなった時に数個」食べたという。チョコを食べた効果があったか問われると、「何とも言えないですけど、本局はまずまずうまくさせたかなと思います」と照れ笑いを浮かべた。「対局中の糖分の補給は欠かせないかな」と続け、デビュー以来公式戦負けなしの“必勝法”を明かした。

　この日到達した１８連勝は、歴代記録で羽生善治三冠らと並ぶ７位タイで、連勝記録のベスト１０入りを果たした。次戦は２５日の竜王戦６組決勝。史上最年少タイトルを狙う藤井四段にとっては大一番で、近藤誠也五段（２０）と対局する。藤井四段は「近藤五段も強敵だと思いますが、本戦出場を目指して頑張りたいと思います」と闘志を燃やした。