キムタク カンヌに「戻って来られたことに感謝」

 フランスで開催中の「第70回カンヌ国際映画祭」に13年ぶりに参加する元SMAPの木村拓哉(44)が18日、公式会見に三池崇史監督(56)、女優・杉咲花(19)と共に出席した。

 主演映画「無限の住人」が特別枠「アウト・オブ・コンペティション部門」での上映。木村は「戻って来られたことに感謝しています」と凱旋の喜びを語った。

 木村は紺のジャケットに黒いシャツ姿。拍手で出迎えられ、質問攻めに合った。「カンヌはしばらくぶりですが違いは?」と問われると、木村は「作品自体が大きく違う。完全なるメイドインジャパンでの参加。国際映画祭に招待していただけたことが、まず大きな違いで、今は戻ってこれたことに感謝しています」と心境を明かした。今後の役者人生には「自分にこの役、あの役というのがあるとすれば、運命。一つ一つの出会いを自分の中で消化して毎回、全力で臨んで行きたい」と作品との出会いを大切にしながら役者道を歩むことを誓っていた。

 木村のカンヌ映画祭参加はコンペ部門で参加した2004年の香港映画「2046」(ウォン・カーウァイ監督)以来、13年ぶり。07年には主演映画「HERO」のマーケットプロモーションに元SMAP・香取慎吾(40)と共に出向いており、10年ぶりにカンヌに上陸した。

 映画「無限の住人」の原作は世界22カ国で刊行され、世界でも人気の三池監督がメガホンを取った。主題歌は世界で活躍する“サムライ・ギタリスト”MIYAVI(35)に託すなど世界を意識して製作。昨年1月のSMAP解散騒動時に撮影され、木村は不死身の用心棒・万次の壮絶な殺陣を、吹き替えなしで演じた。

 「アウト・オブ・コンペティション部門」はこれまでに「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(08年)や「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」(11年)などエンタメ系の人気作品が上映されてきた部門。日本時間19日にレッドカーペットと公式上映が控える。

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