桑子アナの親近感も効果 「ニュースウオッチ9」ポップ化の狙い

 NHKの夜9時のニュース「ニュースウオッチ9」のセットが話題になっている。今年4月に桑子真帆アナと、有馬嘉男氏にキャスターが変わり、雰囲気が一変。従来のシンプルなものから、小物や植物が多く並べられるポップなものになり、出演者の距離感も近くなった。24日の放送総局長会見で、木田幸紀放送総局長が感想や狙いについて質問に答えた。

 木田総局長はキャスターの距離や、画面上の空間にいろいろな物が詰め込まれている演出について「あれは多すぎるのではないかという説もありますが…」と冗談めかした上で、「家の中にいる感じが強く出ている。見ている人たちにとっても自分たちとテレビが近づいたことになるんです」とその効果について説明した。

 ドラマ制作の現場で長年活躍した木田総局長によれば、「映像は誰かがしゃべり、リポートする(人と)距離があいていると広さが出る。広さがあいていると自分も離れている感じがする」という印象を視聴者に与えるのだという。桑子アナと有馬キャスターは、以前に担当していた「ニュースチェック11」時代から、軽妙なかけ合いを通じて、ニュースや話題の問題点や疑問点を視聴者目線で掘り下げてきた。こうした点を踏まえて木田総局長は「『どうなってるんでしょうかねえ』という感じがテレビの向こう側に伝わるように設計したんだと思って、なかなかいいなあと思っています」と好意的にとらえていた。

 「ニュースウオッチ9」と言えば、桑子アナがフジテレビの谷岡慎一アナと結婚することが明らかになったばかり。今月11日の放送ではエンディングで有馬キャスターからの「桑子さん、今日は祝福の言葉がたくさんあったんじゃないですか」と唐突に祝福され、「終わりが長いかと思ったら…」と笑顔で照れていた。こうしたやり取りも、新セットの効果かもしれない。

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