佳子さま大丈夫?今秋、英リーズ大学に短期留学 宮内庁「予定の変更ない」
現地22日に起きた英国中部マンチェスターのコンサート会場で男が自爆し、22人が死亡した事件を受け、メイ首相は23日、テロ警戒レベルを1段階引き上げ、5段階の最高レベルにしたと述べた。治安維持に軍を配備する。英国には、9月から秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さま(22)が留学予定。宮内庁は「現時点で、予定の変更はない」としているが、影響が懸念される。また警察当局は、実行犯はリビア系で地元出身のサルマン・アベディ容疑者(22)と発表。新たに3人を逮捕したことも明らかにした。
22人が亡くなった惨劇から一夜、英国は厳戒体制をとり、留学を予定する日本のプリンセスにも影響が及びかねない事態となっている。
メイ首相はテロ警戒レベルを1段階引き上げ、5段階の最高レベルにしたと述べた。治安維持に軍を配備する。英国でテロ脅威が最高レベルとなるのは、北部グラスゴー空港のビルに車が突っ込むテロの起きた2007年以来10年ぶり。さらなる攻撃が差し迫っていることを意味し、国内の主要な場所や行事の治安維持のため警察は軍の支援を受ける。
危機的状況で、懸念されるのは佳子さまの英国滞在だ。今年9月にリーズ大学に半年間の短期留学予定。リーズは事件のあったマンチェスターとは北東約60キロに位置し、東京と成田や小田原ほどの距離にある。電車では約1時間で結ばれており、マンチェスター観光の拠点ともなっている関係だ。
佳子さまに現地でSPなどが付くかは明らかになっていないが、日本より自由な環境に置かれることは確実。14年9月から同じ英国のレスター大大学院に留学していた姉・眞子さまも、護衛なしでキャンパスライフを楽しむ姿が報じられた。それだけに、同国が最高レベルのテロ警戒状態が続けば、行き先の見直しや留学自体が再検討される可能性もある。
宮内庁はこの日、本紙の取材に「現時点で、留学を見直す話などは報告されていない。予定通りということ」と説明した。