蒼井優 山田洋次作品オーディション落選の過去 後に縁もらい感謝
女優の蒼井優(31)が27日、都内で行われた映画「家族はつらいよ2」の公開初日舞台あいさつに登壇し、同作の山田洋次監督(85)に“引退危機”を救われていたことを明かした。
「無縁社会」がテーマとなっている作品にちなんで、登壇者たちは縁についてトークを展開。蒼井は「仕事を続けていくべきかと立ち止まった時に山田監督から『おとうと』のオファーをいただいたんです。それがあって、今ここに立っています」と山田監督との縁に感謝した。
蒼井は以前から山田作品のファンだったことも告白した。「ものすごく山田監督の映画が好きで、公開されるたびにお小遣いで見に行ってたんです」と本人を前にはにかんだ。10代のころには、同監督作品の「学校」シリーズのオーディションを受けたが落選していたことも明かした。
今や実力派の女優として活躍する蒼井を“見抜けなかった”ことに、山田監督は「ぼくの失敗でした」と苦笑いで恐縮していた。
映画は橋爪功(75)演じる平田周造一家の騒動を描いたコメディーのシリーズ第2弾。蒼井は平田家の次男・庄太(妻夫木聡=36)の嫁・憲子を演じている。