樹木希林 カンヌ出品作はノーギャラ出演だったと暴露

 女優の樹木希林(74)が27日、都内で行われた映画「光」の公開初日舞台あいさつに登場し、同作への出演がノーギャラだったことを明かした。樹木は劇中で映画の音声ガイドの声を担当。河瀬直美監督(47)から直接電話で出演交渉され、台本も読まずに参加したという。

 樹木はこの日の舞台あいさつ登壇も、河瀬監督の依頼だったことを暴露した。「カンヌのコンペに選ばれたんやて。最後までおりたいやん。(舞台あいさつに)行ってくれへん。声で出てるやん」と河瀬監督から、この日の出演を依頼された際の会話を再現しながら登場。「声だけっつったって、あれタダじゃない!」とノーギャラだったことを暴露し、爆笑を誘った。

 さらに河瀬いじりは続いた。ヒロインを演じた女優・水崎綾女(28)に「大変な現場だったでしょ。自殺しようと思わなかった?消えて無くなりたいって思わなかった?」と投げかけ、女優への当たりのきつさをチクリ。水崎は「大丈夫です。必死に食らいついていこうと思いました」と苦笑いするばかりだった。

 映画は現在フランスで開催されている「第70回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に出品されている。今月23日(日本時間24日)には公式上映が行われたが、樹木はこの時の河瀬監督のドレスを「『わたしの方がきれい』みたいな、女優さんよりすごいの着てね」と口撃の手を緩めなかった。

 映画祭の授賞式は28日(日本時間29日)に行われるため、河瀬監督と主演の永瀬正敏(50)はこの日もカンヌに滞在中。2人は、インターネット通話でのあいさつとなった。はるばるカンヌから声を届けた河瀬監督にも、樹木は「わたしはみなさんに『河瀬さんの映画に出てください』って言ってるんです。でも現場でえらいことになって、台本をたたき付けて帰る人もいるんですよ」と容赦せずに突っ込みを入れていた。

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