ひばりさん、黄色いさくらんぼで「うっふん~!」 息子・和也氏明かす
国民的歌手として活躍し52歳で死去した歌手・美空ひばりさんの誕生日にあたる29日、東京・浅草公会堂で「第80回美空ひばり生誕祭」が開かれ、フィルムコンサートのほか、作家・神津カンナ氏(58)が息子の加藤和也氏(45)とトークショーを行った。神津氏は父で作曲家の善行氏、母で女優の中村メイコがひばりさんと親交があった縁で、子供のころから交流があったという。
生きていれば、この日が80歳の誕生日だったひばりさん。開演前に取材に応じた神津氏は「きっと80歳になっても歌っていたと思う」としのんだ。
生前のひばりとの思い出も「いつも歌っていた」という姿が思い浮かぶそうで「映画『007』を見にいった時、劇場で上映前に流れたCMの音楽に合わせて歌っていたほど」との仰天エピソードを明かした。
息子の和也氏も「テーブルをたたいてすぐに歌っていた。1小節だけでなくフルコーラス歌うこともあった」といい、プライベートでも「マイクを持ったら離さない人」だったという。
自宅バーでのカラオケでは、誰もマイクを持たずにいると「誰も歌わないのなら」といきなり5曲ほど歌うこともあったという。ちなみにそんな時は「自分の持ち歌よりは好きな歌。『黄色いさくらんぼ』や『ワインレッドの心』などを歌っていた」(和也氏)と、お色気たっぷりに「うっふん~!」と、ステージでは見せない姿で盛り上げていたという。
また和也氏は、80歳の生誕祭のイベント開催に「80歳になっても、皆さんに支持していただけてうれしい」と感謝していた。