月組・珠城りょう、三銃士が題材の新作にワクワク
宝塚歌劇団月組トップの珠城(たまき)りょうが31日、都内で行われた主演ミュージカル「All for One~ダルタニアンと太陽王~」(7月14~8月14日、兵庫・宝塚大劇場。9月1日~10月8日、東京宝塚劇場)の制作発表会見に出席し、意気込みを語った。
デュマの名作古典「三銃士」を題材にした作品で、珠城は王の剣の稽古相手に任命される新米銃士隊員ダルタニアンを演じる。陰謀あり、アクションありのエンターテインメント性が高い物語だけに「三銃士が大好きで、冒険活劇が大好きなのでワクワクしています」と胸を躍らせた。
劇団を代表する演出家・小池修一郎氏が手がける舞台だけに、気合も十分。「これまでも200%の力を出さないと乗り越えられない壁を与えていただき、仕事はすべてプラスになってます。トップになって2作目で小池先生の作品に出演できるのは大変うれしいです」と力を込めた。
夏休み時期の公演でもあるだけに、小池氏は「娯楽性の高い作品でもありますし、多くの世代の方に来ていただければ」と、新たなファン獲得にも期待を寄せた。
物語の舞台は太陽王と言われたルイ14世(愛希れいか)が治めるフランス。王のある秘密を知ってしまったダルタニアンは、三銃士とともに陰謀に立ち向かう。デュマの三銃士はルイ13世の時代の物語だが、小池氏はこれを大胆に変更。娘役トップの愛希が演じる“男”の王にも注目が集まりそうだ。