14歳・藤井四段が20連勝 7日に羽生超え挑戦

澤田真吾六段と対局した藤井聡太四段(右)=大阪・関西将棋会館
 澤田真吾六段を破り、公式戦20連勝を達成した藤井聡太四段=大阪市の関西将棋会館
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 史上最年少デビュー以降、公式戦19連勝中の藤井聡太四段(14)が2日、大阪市内で行われた棋王戦予選決勝で澤田真吾六段(25)を破り、20連勝を果たした。この日は、同一局面が4回現れる「千日手」が成立。指し直し局の最終盤まで厳しい局面が続く激戦が続いた。藤井四段の20連勝は、有吉道夫九段(81)と並ぶ歴代6位タイ。「ここまで連勝できたのは本当に嬉しい」と喜びを語った。

 藤井四段にとって、公式戦初となる、千日手での指し直しとなった。藤井四段が後手番で午前10時から始まった対局は、午前11時28分、61手で千日手が成立。昼食休憩を挟んで行われた指し直し局は、最終盤まで澤田六段が有利とみられていたが、最後の最後に天才中学生が本領発揮。形勢を逆転し155手で強豪を下した。藤井四段も「全体的に厳しい将棋でした」と振り返った。澤田六段は「勝ちがあったかもしれないですけど」とした上で「最後は実力不足ですね」と語った。

 藤井四段は、棋王戦の挑戦者決定トーナメント入りが決定した。

 次回は7日に上州YAMADAチャレンジ杯に登場する。勝ち続けると1日で3局行うため、羽生善治三冠の持つ最多連勝記録22を上回る可能性もある。

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