藤井聡太四段 23連勝 羽生三冠の記録破り、歴代単独3位に
中学3年生の最年少棋士、藤井聡太四段(14)が7日、大阪市・関西将棋会館で行われた上州YAMADAチャレンジ杯で、宮本広志五段を破った。この日、藤井四段は公式戦3局に臨み、連勝記録を「23」に更新した。歴代記録で羽生善治三冠の持つ最多連勝記録の22連勝を上回り、歴代単独3位に浮上した。
午後3時半から始まった、この日最後の対局は藤井四段が先手番。同棋戦は持ち時間20分の早指しで時間を使い切った後は30秒将棋。対局開始約70分で宮本五段が投了した。
この日は、トーナメント戦で勝ち進んだため1日で3局行った。午前中には、都成竜馬四段(27)に93手で勝利し、午後1時からの対局でも阪口悟五段(38)を139手で破っていた。
歴代最多連勝記録は神谷広志八段が1986年から87年にかけて記録した「28」連勝。
最多連勝記録も視野に入れ、次回は10日、このほどタイトル戦へ格上げされた叡王戦の予選で梶浦宏孝四段(21)と対局する。