藤井四段の扇子 光速の完売 初公式グッズ 再入荷は6月下旬
最年少プロ棋士で、公式戦の連勝を歴代3位の「23」に伸ばした藤井聡太四段(14)の初の公式グッズとなる扇子(税込み2268円)が8日、オンラインでも発売され、午前10時の販売開始と同時に完売した。
7日に東京・将棋会館、大阪・関西将棋会館で発売され、40分間で完売した以上の勢いで、日本将棋連盟の販売担当者は「オンラインは秒単位で完売しました。完売後も電話が鳴り止まず、3人の担当では取り切れないほどです」とうれしい悲鳴を上げた。
連盟は、藤井四段が「大志」としたためた貴重な扇子の発売本数について「非公開」としているが、オンラインでは100本ほどが販売されたもよう。連盟関係者が、1995年から96年にかけて、羽生善治三冠が史上初の七冠独占を目指していたとき以来の盛り上がりと話す“藤井フィーバー”だけに、即完は仕方なかった!?
1日3連勝し、23連勝とした7日に、藤井四段が「拙い字ですが、自分の字が扇子になってうれしい」と笑顔を見せた揮毫(きごう)入り扇子は、1本ずつ職人の手で作られる。将棋連盟によると、次回入荷は「6月の下旬頃」を予定しているという。藤井四段は、21日にも歴代最多連勝「28」に並ぶ可能性があるだけに、“超お宝グッズ”を求め、さらなる争奪戦が起こる可能性は高い。