X JAPAN 初アコースティックライブ YOSHIKI ドラム封印、ピアノで復帰
ロックバンド・X JAPANが9日、リーダーのYOSHIKI(年齢非公表)の首の緊急手術により開催するかどうかを協議中だった7月の世界ツアー日本公演を決行すると発表した。ボーカル・Toshl(51)らが、都内で会見し、YOSHIKIはドラム演奏せずピアノで出演することを明らかにした。YOSHIKIも米・ロサンゼルスから国際電話で会見に参加し、術後の経過などを語った。
激しいドラムプレイが原因で首を痛め、5月17日に人工椎間板置換手術を受けたYOSHIKIが、7月にステージ復帰することが決まった。
ドラムを封印し、ピアノで出演。X JAPANとしては初の全編アコースティック形式のライブになる。波乱万丈が代名詞のバンドらしく、“ケガの功名”で新境地を切り開く。
術後初の肉声となったYOSHIKIだが、電話越しの声は元気な様子。復活公演(7月11、12日=大阪城ホール。同14~17日=横浜アリーナ)へ向けて、「コンサートに向かうことが何よりのリハビリ。ステージに立たせていただけるなら、ドラムでもピアノでも皆さんを感動させる自信はある」と強気に宣言した。
だが、「今後、ドラムをたたけるようになるか、今は分からない」と深刻な現状も告白。昨年はギター・PATA(51)が大腸憩室炎などで体調不良だったこともあり、「何、この病人バンド!?」と自虐的に軽口を飛ばした。
術後の体調については「まだ治ってないので、電流何万ボルトが流れてるような痛みもありますが、リハビリでピアノを始めていて、歩くこともできます。骨と骨がくっついて、回復するには6カ月かかるようです」と説明した。終盤には「Toshlには結構前から相談してましたが、前向いて頑張ろうと言ってくれて…生きる目標が見つかったなという感じです」と感極まり、声を詰まらせる場面もあった。