波乃久里子 乳がん闘病中の藤山直美「だいぶいいみたい」と体調を報告

 女優の波乃久里子(71)が12日、東京・湯島天神で、舞台「七月名作喜劇公演」(7月3~25日、東京・新橋演舞場)の成功祈願を行い、当初、主演を務める予定だった女優の藤山直美(68)にも舞台の成功を誓った。波乃が主演する演目「お江戸みやげ」は藤山が主演する予定だった。しかし、藤山は初期の乳がんであることが発覚し、2月から休養して治療に専念。波乃が代役を務めることになった。

 藤山からは関係者を介して「お姉さん、ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられたという。治療中ということを考慮して、あえて連絡は入れていないが「もうだいぶ(体調が)いいみたいですね」と伝え聞いた様子を明かした。共演の市村萬次郎(67)は直接電話でやりとりしたそうで「元気な声で話してらっしゃいました」とひと安心。ただ、藤山の舞台に掛ける意気込みを知っているだけに波乃は「何としても舞台を成功させてあげないと」と気を引き締めていた。

 「お江戸-」は波乃の父・十七世中村勘三郎が1961年に初めて演じた演目。波乃は16歳の時に父の舞台を生で観劇し「泣いて、笑いました。いいお芝居だなと思いました」と感激したという。意外な形で父と同じ役を演じる形となったが「拝み倒すしかないです。父が乗り移ってくれたらいいなと思いますね」と思いをはせた。

 主人公のお辻はこれまで歌舞伎の女形が演じていたが、藤山が初めて女優として演じる予定だった。代役での出演だけに、波乃は「直美さんがやると聞いて、お偉いなと思ってたんです。“大船に乗ったつもりで”と言いたいですが、病床から力をお借りしたいです」と難しさを感じていることも明かした。

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