船村徹氏偲び、鳥羽一郎ら内弟子5人が記念館で歌う

師匠の遺影を前に思い出を語る(左から)村木弾、天草二郎、鳥羽一郎、静太郎、走裕介=栃木県日光市の船村徹記念館
師匠の楽曲を熱唱する(左から)村木弾、天草二郎、鳥羽一郎、静太郎、走裕介=栃木県日光市の船村徹記念館
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 今年2月に死去した作曲家・船村徹氏(享年84)をしのび、内弟子の歌手・鳥羽一郎(65)、静太郎(52)、天草二郎(46)、走裕介(43)、村木弾(37)が12日、栃木県日光市の船村徹記念館で「内弟子5人の会 船村徹を歌い継ぐ」を開催。「風雪ながれ旅」「別れの1本杉」など師匠が残した楽曲全28曲を熱唱した。

 この日は船村氏の85回目の“誕生日”。生前、同氏は毎年この日に「歌供養」を開くなど、歌への愛情を示してきた。今年は内弟子が、師匠の故郷にある記念館に集まり、名曲を歌い継いだ。

 船村門下生の同門会会長でもある鳥羽は、「兄弟船」などを熱唱。「いい歌ばかり残して逝ってしまった。本当にくやしいし、さみしい」と悲しみを口にしたが「内弟子の5人で今後も作品を歌い継ぎ、広めていきたい。先生の思いを継ぎ『二代目演歌巡礼』をやる」と、師匠が1978年からライフワークとしていたコンサート「演歌巡礼」を受け継ぐ意向も明かしていた。

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