℃-ute号泣ラストコンサート ファンに「愛してるよー」
女性5人組アイドルグループ、℃-uteが12日、さいたまスーパーアリーナでラストコンサートを開催し、12年の活動に終止符を打った。5人はアンコールを含む35曲を披露。ラストは号泣で別れを告げた。アンコールの最後にはアカペラで「たどり着いた女戦士」を熱唱。集まった2万人のファンに生声で「愛してるよーteam℃-ute(ファンの愛称)」と絶叫し、目いっぱいの笑顔で感謝を伝えた。
℃-uteは2005年に結成され、07年に「桜チラリ」でメジャーデビュー。同年には「第49回日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞した。結成はハロー!プロジェクトの同期だったBerryz工房に1年遅れたが、努力を重ねてパフォーマンスに磨きをかけ“アイドルが憧れるアイドル”と言われるまでに成長した。
会場にはAKB48の柏木由紀(25)、HKT48の指原莉乃(24)、現役のハロプロメンバーらも訪れ最後のパフォーマンスを見守った。元メンバーの梅田えりか(26)、栞菜(かんな、旧芸名・有原栞菜=23)村上愛さん(25)も来場。リーダーの矢島舞美(25)は「えりかとメグと栞菜もわたしたちを強くしてくれました」と感謝した。
5人は開始前にはプロデューサーのつんく♂(48)からそれぞれのメンバーカラーの花束を受け取り「最後だから悔いの無いようにやりきるように」と思いを受け取った。ステージにはサプライズでハロプロリーダーを務めた中澤裕子(43)、道重さゆみ(27)、アンジュルムの和田彩花(22)も登場し活動をねぎらった。
今後はそれぞれが別の道を歩む。リーダーの矢島舞美(25)と中島早貴(23)は女優、鈴木愛理(23)はモデルとソロ歌手、岡井千聖(22)はバラエティータレントとして活動。萩原舞(22)は芸能界を引退する。5人が舞台そでに下がったのは午後9時9分。大型ビジョンに映し出されたデジタル時計が「9:10(キュート)」を刻むと同時にグループは4385日に及ぶ活動を終えた。