たけし 一発屋タレント傾向を憂慮「流れに乗らないこと」と助言
ビートたけし(70)が13日、都内で行われた「アンファー30周年企業発表会」に出席した。若者へのメッセージを含んだ同社の新CMに出演したことにちなんで、最近は「エリマキトカゲ的な、ウーパールーパー的なタレントさんが多い」と“一発屋”で終わるタレントが多いことを心配した。
報道陣からの代表質問で「気になる芸人、タレントはいるか」という質問に、「みんなそうだけど、客商売でいうのは、どうにも流れが変わらないんですね。流れにさおを差すじゃないけど、そういうのは無理があって、一番いいのは流れに乗らないことだと思いますけどね」と返答したたけし。自身の理想としてパンやご飯のような、普遍的な存在になることがあると語った。
「それになれれば、おかずがいくら変わっても、パンとご飯だけはみんな外さないだろうというのが、自分の考えるタレントとしての理想なんですけど」と理由を述べた一方、「ティラミスが出たりナタデココが出たりするけど、そういうタレントがあまりにも多くてすぐに忘れられてしまう」と流行したスイーツになぞらえて現状を分析した。
近年、ブレーク芸人が登場しては“一発屋”として姿を見かけなくなることが続いている。「エリマキトカゲ的な、ウーパールーパー的なタレントさんが多いので」と一時、一世を風靡してはすぐに忘れられてしまう動物に例え、「そういう宿命とか運命とか流れになってしまっているなという感じがします。大変だなと」と語った。