アニサマの「コール禁止」は迷惑となる場合のみ 出演者望む形ならOK
アニメソングのライブイベント「アニメロサマーライブ」の公式ツイッターが13日、前日12日に発表していた来場者への注意事項を訂正したことを告知し、「お客様の誤解を招く表現がございましたので、一部訂正させていただきました。本件に関しまして、混乱を招きましたことをお詫びいたします」と謝罪した。
訂正されたのは「危険行為、迷惑行為の禁止」の項目。「コール」と呼ばれる曲中に観衆が挟む合いの手について、当初は全面禁止ともとれるような表現がなされていたが、「周囲への迷惑となるコール」と記された。
イベント広報担当者が今回の件について、デイリースポーツのメールでの質問に応じた。
迷惑行為となるかどうかの線引きについて、「『■危険行為、迷惑行為の禁止■』という目的においてのレギュレーションとなります。ライブ会場が一体となって盛り上がろうとするシンプルな応援行為や、アーティスト様や周りのお客様にとって迷惑にならない範囲での声援、アーティスト様の望む形でのコール&レスポンスなどを禁止するものではございません」
(続き)「あくまでも迷惑行為を禁止するという文脈における常識範囲での適用となります。上記をお守りいただいて、例年通りお楽しみいただければと思います」とした。
また、昨年まで該当する規則はあったか、という質問には、「例年、観覧の際の注意事項を、公式サイトにて掲載し、及びアニサマ開催日、開演直前のアナウンスでも喚起しております。『迷惑のかかる』行為の禁止に関しても、開演直前のアナウンスでは呼びかけており、今年初めて禁止というわけではありません」とした。
今回明文化した理由を「お客様から多く寄せられたご意見・ご指摘を鑑み、関係各所との協議の上、出演者様や周囲のお客様への迷惑行為、危険行為の禁止を改めて明確化した形となります」と説明した。