上野の赤ちゃんパンダ 経済効果は267億 楽天初V上回る!?

 上野動物園(東京都台東区)で12日に誕生したジャイアントパンダの赤ちゃんが都にもたらす経済効果が、年間約267億円に上ると、関西大の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)が推計した。宮本氏は「プロ野球チームの優勝時に匹敵する驚くべき高さだ」と話している。

 宮本氏は上野動物園で初めてパンダが公開された1972年に着目し、72年度~73年度にかけての入園者の増加率47・2%を使い試算。赤ちゃん誕生で、2016年度の入園者より180万人以上多い約565万7千人が園を訪れる可能性があるとした。入園費や飲食費、交通費などの他、関連施設従業員の所得増加も分析し、算出した。

 和歌山県の「アドベンチャーワールド」でもパンダは出産しているが、宮本氏は「都心は人口が多いため、上野動物園のパンダの方が経済効果は大きい」と指摘。同氏が13年、プロ野球の楽天がパ・リーグを初制覇した際に推計した宮城県への約230億円を上回る数字となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス