勝谷氏、色眼鏡に戻し出馬「誰やねんと言われた」獲れてないのは芥川賞と県知事だけ!
任期満了に伴う兵庫県知事選が15日、告示され、コラムニストの勝谷誠彦氏(56)、5選を目指す現職の井戸敏三氏(71)らが立候補を届け出て、選挙戦がスタートした。
神戸市内の選挙事務所での出陣式に現れた勝谷氏は、地味目のポロシャツにスラックス姿で「こんな恥ずかしい格好は人生で初めてだ」と苦笑い。Tシャツとジーンズで出発しようとしたところ「よってたかって着せ替えられた」そうで、「早くも知事ってこうやってダメになっていくんだと分かった」と笑わせた。
ただ4月の出馬表明会見では無色レンズの眼鏡姿だったが、この日はポスターも含めてトレードマークの色眼鏡に戻し「(無色だと)誰やねんと言われたし」と頭をかいた。
「60歳になるとちょっとジジイ感が漂うので、今勝負をかけます」と意気込み。「知識教養経験は誰にも絶対負けない日本一の頭脳だと思う。火葬場で燃やすのはもったいない。人生たいがいのことはやった。獲れてないのは芥川賞と兵庫県知事だけだ」と気炎をあげた。
神戸・三宮での第1声では、井戸氏の選挙カーと遭遇し「がんばってください」とエールを送られると「お疲れ様でした。お体を大切に」と応じた。勝谷氏は「現職を悪く言う気はないが、この16年、ニュースになったのは(井戸氏がNHK大河)『平清盛』の画面に苦言を呈したのと、県会議員がきたない税金の使い方をやって会見した時の2つくらいだ」と声を張り上げた。
「トップが長くやると、役人が『忖度』しまくる」と主張。「県民の皆様、ご安心ください。(攻撃的な)テレビの姿は演技です。いつもニコニコです」とアピールしていた。
現在の兵庫県政について「元阪神の江本孟紀さんの『ベンチがアホやから野球ができひん』の言葉を思い出す。地方にはそんな空気が漂っている」と指摘した。
この日はビールケースに乗って演説し「小沢一郎先生直伝。辻元清美さんとも仲がよくて、票が減るからやめろと言われるが、本当に仲がいいからしょうがねえ」と語っていた。