野際陽子さん 「ずっとあなたが好きだった」貴島Pに気丈に振る舞う
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TBSの貴島誠一郎プロデューサーが16日、肺腺がんのために81歳で亡くなった女優・野際陽子さんを「僕を一人前にしてくれた」と故人をしのんだ。貴島氏は、野際さんが出演したドラマ「ずっとあなたが好きだった」のプロデューサーを務めた。
神奈川県逗子市にある野際さんの別荘前で貴島氏は取材に応じ、昨夏に食事を共にしたことを明かした。野際さんは3年前からがんと闘病していたものの、その時は元気な様子で「治って大丈夫なのよ」と気丈に振る舞っていたという。貴島氏は「病気であることを悟られたくなかったのでは」と野際さんの心情を推測した。
貴島氏は「僕を一人前にしてくれた第二の母。安らかにお眠りください」と悼んだ。同ドラマには俳優の佐野史郎がマザコンの「冬彦さん」として出演。野際さんは「冬彦さん」の母を演じ、「冬彦さん」は社会現象となるほど話題になった。