黒柳徹子 野際陽子さんを悼む「あなたのいない世界は寂しい」

 肺腺がんのため、13日に死去した女優・野際陽子さん(享年81)を追悼し、親交の深かった女優・黒柳徹子(83)が16日、報道各社に手紙を寄せた。

 「大好きだった、そして仲良しだった野際陽子さんへ」と題し、60年来の友人を悼んだ。NHK放送劇団所属だった黒柳は、NHKアナウンサーだった野際と気が合ったといい「一緒にフランス語を習ったり、同じ洋服屋さんで、お洋服を作ってもらったり。私は、あなたの感覚が、好きだったし、何より正直だった清らかなあなたが好きでした」と振り返った。

 また、「(野際さんのNHK時代に)あなたの個人アパートに泥棒が入った話は、おかしくて『徹子の部屋』だけでも、4回は、していただきましたね。いやがらずに、よく話して下さったわね」と回想。この日、野際さんを追悼したテレビ朝日系「徹子の部屋」では黒柳が好きだった“逸話”が再び放送された。

 野際さんがNHK新人アナだった22歳当時、赴任した名古屋の寮の自室に泥棒が入り、200円を要求されたが、1000円しかなく「お釣りをちょうだい」と言った伝説をユーモラスに回想。黒柳を大笑いさせた。

 野際さんが闘病中と知らず、「徹子の部屋」に続いて放送されるドラマ「やすらぎの郷」での演技を楽しみにしていたという黒柳は「あなたのいらっしゃらない、この世界は、寂しいです」と無念の思いをつづった。

 なお、この日の「やすらぎ-」は、「6月13日、野際陽子さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」のテロップが入った。

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