藤井四段27連勝!最多記録へ王手 21日に大一番「自然体で思い切って」
中学3年生の最年少棋士・藤井聡太四段(14)が17日、大阪市内で行われた朝日杯将棋オープン戦で、藤岡隼太アマ(19)を破り、連勝記録を「27」に更新した。
神谷広志八段(56)が87年に記録した歴代最多連勝記録「28」に王手をかけた藤井四段は「ここまで連勝できて非常に幸運な感じ」と喜びをかみしめた。
対局は持ち時間が各40分の早指し棋戦。藤井四段は積極的に責め、106手で藤岡アマが投了した。藤井四段は「プロアマ戦で、負けられないという気持ちもありました」と振り返った。
この日はアマ有段者の桂文枝(73)も大盤解説会に参加。「応援に来たんです。新記録を作ってほしい」と藤井四段にエールを送った。
藤井四段は21日に最多タイ記録をかけ、王将戦一次予選で澤田真吾六段(25)と対局する。「自然体で、思い切ってぶつかっていきたい」。記録をかけた大一番に臨む。