ひふみん、藤井四段の28連勝の確率は「60%」
20日の第30期竜王戦6組昇級者決定戦で敗れ、引退が決まった将棋の加藤一二三九段(77)が21日、日本テレビ系「スッキリ!」に生出演。この日、歴代最多の28連勝をかけた大一番に挑む藤井聡太四段の勝利の確率は「60%」と予想した。
番組では引退が決まった加藤九段をゲストに迎え、引退が決まった心境や、これまでの将棋人生などを振り返った。
その中でこの日28連勝に挑む藤井聡太四段対澤田真吾六段の一戦を予想。加藤九段は藤井四段の強さについて「優れた才能。研究もしているしうまい。ヨーイドンで相手より有利に立ち、しっかり勝ちきる力を持っている」と改めて評価。その上で、この日の相手となる澤田六段は「先日、大一番で負けているので、反対に吹っ切れてくつろいでリラックスしてくる。それは強敵ですよ」と分析。更に澤田六段が「ぼくは悪役でいい。みんな藤井さんを応援して」などと語っていることにも触れ「余裕がありますよ」とも語った。
その上で藤井四段が勝つ確率について「60%」とフリップに書き込んだ。加藤浩次から「それでも半分以上は藤井さんが勝つと」と振られると「やっぱり将棋界の根幹となる順位戦で瀬川さんに勝ったこと(が大きい)。これは負けてると落ち込みますが」と、15日に行われた順位戦C級2組の戦いで瀬川晶司五段に勝利したことが大きいと解説した。