草なぎ「ブラタモリ」の声は継続へ NHK総局長「これまで通りお願いする」
NHKの放送総局長会見が21日、東京・渋谷区内の同局放送センター内で行われた。同局の人気バラエティー「ブラタモリ」(総合、土曜、後7時30分)でナレーションを務める元SMAPの草なぎ剛について、9月にジャニーズ事務所からの独立が決まっているが、今後について木田幸紀放送総局長は「制作サイドとしてはこれまで通り、草なぎさんにはナレーションをお願いする予定です」と明言した。
報道陣からはジャニーズ退所後に迎える10月期の改編を経ても、草なぎにオファーするのかと念押しする質問が飛んだが、木田放送総局長は「番組のコンセプトをいじるということを現場からまだ聞いているわけではありませんので、現時点ではこのままお願いする予定だということです」と重ねて回答した。
相手のある話題のため、先方と協議を進めているのか、との質問も出た。これには「基本的には」とした上で、「相手の所属が変わっても、普通、仕事というのはそのまま引き継がれると思います。こちらで番組自体を、全然違うものにするということを考えなければ、制作サイドとしてはお願いしていく。相手がどこになるか、窓口がどこになるかは今後のことだと思いますけど、制作していく上では別に影響はないと考えています」と答えた。
「ブラタモリ」は日本全国を巡り、その土地や町の特徴を考察する。地理や地質学が好きなタモリのキャラクターも相まって、人気番組となり、内容面でも「日本地質学会」からの表彰が発表されるなど高く評価されている。草なぎは飾らない声色のナレーションで、番組に貢献している。
SMAPは昨年いっぱいで解散。草なぎ、稲垣吾郎、香取慎吾の3人は9月8日でジャニーズとの契約が終了し、独立する。木村拓哉と中居正広はジャニーズに残る。