豊田議員 ヒドすぎる暴言&暴行 自民党を離党

 自民党の豊田真由子衆院議員(42)=埼玉4区=は22日、一部週刊誌が自身の政策秘書(当時)への暴力行為などを報じたことを受け、事務所を通じて党本部に離党届を提出した。事務所関係者は事実関係を大筋で認めた。

 下村博文幹事長代行は、豊田氏が精神的に不安定となり、入院していることも明らかにした。

 党幹事長室によると、離党の理由は「一身上の都合」としているが、暴行への責任を取った形だ。告示日が23日に迫る東京都議選への影響を懸念して速やかな判断を下した。菅義偉官房長官は記者会見で「国会議員が自らの行動や言動にしっかり責任を持つのは当たり前だ」と述べた。

 22日発売の「週刊新潮」によると、豊田氏は5月、運転している政策秘書の男性に後部座席から罵声を浴びせ、頭や顔を数回殴ってけがを負わせ、暴言も吐いたという。ミュージカル風に歌いながらののしる場面もあり、男性が録音したとする車内でのやりとりも掲載した。

 事務所関係者は、この件を含めて豊田氏が5月19~21日の3日間にかけて、男性の顔などを計7回殴ったと取材に証言した。豊田氏は本人に直接謝罪。男性は既に退職したとしている。

 豊田氏は東大出身。厚生労働省課長補佐などを経て2012年12月の衆院選で初当選し、現在2期目。

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