小林麻央さん死去 闘病の経過…ステージ4を明かし「10年後も生きたい」
乳がんを公表し、闘病中だったフリーアナウンサーの小林麻央さんが亡くなったことが23日、分かった。34歳の若さだった。昨年6月に夫で歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が麻央さんの病を公表。抗がん剤や輸血などで治療を続け、今年5月29日には在宅医療に切り替えて、都内の自宅に戻っていた。
麻央さんはがん公表後、家族と過ごす闘病生活を昨年9月1日に開設した公式ブログ「KOKORO.」で公開していた。闘病の経過を、本人のブログを元に振り返る。
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▼2014年2月 海老蔵と2人で人間ドックを受診。当日に左乳房に腫瘤(しゅりゅう)があり、五分五分の確率で乳がんであると告げられる。後に別の病院で再検査を受け、がんの疑いはないと診察される。
▼同年10月 8月に再検査を受ける予定が多忙のため10月に。左乳房にしこりを発見。再検査を受けると、脇にもしこりを発見。「95%がん」だと告げられ、生検を受けた結果、乳がんで脇のリンパ節に転移していることが発覚。がん告知は10月21日(※16年9月28日の麻央ブログより)
▼16年10月3日 ブログでステージ4を明かし、「10年後も生きたい」と強い思いをつづる。
▼17年2月18日 夫・海老蔵の舞台「六本木歌舞伎 第二弾 座頭市」を観劇。がん公表後は初、1年3カ月ぶりの舞台観劇だった。ブログで「私自身が元の生活へ復帰するまでは、と観劇は控えてきましたが 今日は体調も良く、主人もすすめてくれたので、思い切って」
▼同年4月2日 ブログで「咳が止まらない日々。あまり咳をするとまわりの方に迷惑かなと思い、『ごめんなさい。風邪じゃないんです!癌なんです。』と言っていると、主人に、すごいね!それ と驚かれました」
▼同年4月29日 ブログで高熱が続いていたことを明かす。「39度台の熱が毎日出ていたのが 一昨日あたりから38度台のみになり、今日は37度台に安定していました。そして、今日最後の検温で、36・7になりました」
▼同年5月21日 「痩せる」と題した投稿。「鏡の前に立ってみると、私が恐れていた姿に近い身体が写っていて、一瞬衝撃を受けたあと、泣いてしまいました」
▼同年5月29日 退院。ブログで、今後は在宅医療に切り替えることを説明。「やはり我が家は最高の場所です。」
▼同年6月20日 最後のブログ更新。 「ここ数日、絞ったオレンジジュースを毎日飲んでいます」「自分では絞る力がない」「口内炎の痛さより、オレンジの甘酸っぱさが勝る最高な美味しさ!」と続け、最後の言葉は「皆様にも、今日 笑顔になれることがありますように。」