海老蔵、妻・麻央さんの生き様に感嘆 「人ではないというか…すごい人」
がん闘病中だったフリーアナウンサーの小林麻央さんが22日夜、34歳の若さで死去したことが23日、明らかになり、夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が同日、東京・渋谷のシアターコクーンで会見した。麻央さんは、ブログを通じて、同じ病の人、同じ境遇の人の支えや希望となるべく、自身のことをつまびらかにしてきたが、そのことを振り返り、涙ながらに「すごい人だな」と感嘆した。
麻央さんが闘病生活で支えにしていたものの一つが、多くの人の支えになれるような存在になる、ということだった。海老蔵は「元気になったら彼女が歩んできた過程の病、乳がんやそれに伴う病について、治ったら多くの人の救いになれるような存在になりたいと、一生懸命闘病していました」とその思いを代弁した。
報道で麻央さんの病が明らかになった形ではあるが、「マスコミさんのおかげで、ある意味、公になってありがたいなと思います」と多くの人と苦しみも喜びも分かち合えるようになったと表現。中でも一番の窓口となったのがブログだったが、「ブログというものを始めて、何か、同じ病の人たちや苦しんでいる人たちと喜びや悲しみを分かち合う姿は、私からすると、何か人ではないというか、何か…何と言うんですかね。すごい人だなと」と涙をはばかることなく、妻の生き様をしのんだ。