海老蔵「私が先に逝き、麻央には幸せになってほしかった」…2児残した妻の無念を思う

 がん闘病中だったフリーアナウンサーの小林麻央さんが34歳の若さで死去したことが23日、明らかになり、夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が同日、東京・渋谷のシアターコクーンで会見した。海老蔵は2人の子供を残して旅立つことを余儀なくされた麻央さんの胸中を「心残りだと思う」とおもんばかり、「私の方が先に逝って、彼女にはもっと幸せになってほしかった」と涙をぬぐいながら語った。

 会見冒頭で海老蔵は「きのう、麻央が旅立ちました」と22日夜に妻が亡くなったことを明かした。

 海老蔵は、学ぶことが多かった妻だったとしのび「できればずっと一緒にいて、私の方が先に逝って、彼女にはもっと幸せになってほしかった。楽しく家族を見守ってほしかった」と無念の胸中を吐露した。

 長女・麗禾ちゃん(5)と、長男・勸玄くん(4)を残して旅立った麻央さん。海老蔵は「心残りだと思います」と沈痛な表情で「2人のことについて(生前)どうすればいいのか、考えても考えても答えが出ないものだったと思う」と語った。

 そんな麻央さんのために、海老蔵は最近に2人の子供を公演舞台に立たせたりしたことを明かし「7月もせがれが舞台に立つんですけど、それを見に来るという目標も、いろいろ作ったんですけど…うん、見てると思います」と言葉をつないだ。妻の心中を「心配で心配でしょうがないんじゃないでしょうか」とおもんばかった。

 海老蔵はこの日正午から、同劇場で自主公演「ABKAI2017~石川五右衛門 外伝~」昼の部を気丈に演じ切った後に会見に臨んだ。

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