麻央さん出演の「ZERO」花束置かれ空席 「あまりにも早い旅立ち」と哀悼

 がん闘病の末、22日に亡くなったフリーアナウンサー・小林麻央さん(享年34)がサブキャスターとして4年にわたり出演していた日本テレビ系「NEWS ZERO」が23日、放送され、麻央さんの“指定席”に追悼の花が置かれた。

 冒頭、村尾信尚キャスターは「私たちとともにニュースを伝えた小林麻央さんがその生涯を閉じました。34歳、あまりにも早い旅立ちでした」と訃報を伝えた。村尾キャスターの隣には花が置かれ、麻央さんのために空席となっていた。

 麻央さんは2006年10月2日の番組開始からサブキャスターとして出演。2010年3月3日に市川海老蔵と結婚したのを機に、同年3月末をもって番組を卒業した。

 櫻井翔や村尾キャスターら“ZEROファミリー”は、小林さんに手書きのメッセージを贈り、病魔との戦いを激励し、一刻も早い回復を祈っていた。

 番組ではがんとの闘病をありのままの姿で伝えた麻央さんが残したものを振り返る内容となった。08年12月、後の夫となる海老蔵と初対面した対談の映像も放送された。

 ありし日の麻央さんを偲ぶ映像の後、ラルフ鈴木アナウンサーは「決して弱音を吐かない人でした。愚痴を言う時間があれば、何か次につながることをしたい、と言っていて。すごく前向きな人だな、と…」と涙で声を震わせた。

 村尾キャスターは「麻央さんよく頑張りましたね。一緒に植えた木を一緒に見に行きたかったです」と唇をかみしめた。

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