記録更新された神谷八段、藤井四段の今後「寿命の限り見続けたい」
将棋の藤井聡太四段(14)が26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた竜王戦決勝トーナメントで増田康宏四段(19)との十代対決に勝利し、公式戦の新記録となる29連勝を樹立した。
最多連勝記録を30年間にわたって保持していた神谷広志八段(58)は、将棋会館で藤井の勝利を見届けた。「孫が『じいじの記録破らないで』と言っていた」と明かし、「正直、勝って欲しくないという気持ちもありました。寂しい気持ちもあります」と胸の内を吐露。
一方で「(藤井四段は)終盤が正確すぎちゃって」と実力を認め、「藤井さんがこれからの数十年でどんな世界を見せてくれるのかファンの皆様とともに寿命の限り見続けていきたいです」と話した。