小林麻耶、倒れた日「最後の家族旅行になるかも」坂上忍に語っていた
妹でフリーアナウンサーの小林麻央さんを22日夜に34歳の若さで亡くしたフリーアナウンサーの小林麻耶(37)が、麻央さんの乳がんが公表される前月の昨年5月、フジテレビ系「バイキング」生放送中に倒れた日、MCの坂上忍(50)に「最後の家族旅行になるかも」と夏休み取得を懇願していたことを打ち明けた。
坂上は「麻耶ちゃんが『バイキング』ちょっと具合悪くなって途中退席した時、朝、生放送始まる前に、僕の楽屋に来たんですよ。スケッチブックみたいなの持ってるわけ。それで『ちょっとお願いがあるんですけど。8月、ちょっと1週間抜けさせてもらいたいんです。休みたいんです』(と言った)」と切り出した。
「それでなくとも責任感強い人だから。そんなこと言う人じゃないから」と思い、いぶかる坂上に、麻耶は「一筆書いてほしい」と頼んだ。
「俺、全然そんな権限ないし、俺が書いたところで、それこそ誰も言うこと聞かないよ」と言う坂上に、麻耶は「それでも書いて」と食い下がり、坂上は「8月どっかの週、麻耶ちゃん休ませてあげてください」と署名入りで一筆書いた。
麻耶は「ありがとうございます!」と「バーッと明るく出て」行ったが、5分ほどで再訪。坂上は「全然顔が違うから、『どうしたの?』って聞いたら、『理由も言わないでこれをお願いするのはひきょうだと思って、ちょっと戻ってきました。8月、家族で旅行したい。もしかしたらそれが最後の旅行になるかもしれない』」と、麻耶が重大なことを示唆していたと振り返った。
坂上は「それ以上、当然聞かないし。俺もちょっとプチパニックみたいになっちゃって。(麻耶は)もう泣いてるし」と回想。「だったらもうちょっと、ホントにお願いしてるっていうふうにちょっと書き足さないといけないなって思って、『麻耶ちゃんを休ませてあげてください』の『麻耶ちゃんの』の間に、よりによって『死んでも休ませてください』とか書いちゃったの」と告白し、「後悔してる」とざんげしていた。