徳永英明、昨年2月に受けた手術は「ファンのため、自分のため」
歌手の徳永英明が28日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、この日1年3カ月振りに発売した新曲「バトン」への思い、昨年2月に、もやもや病悪化を防ぐために受けた手術について語った。
徳永は2001年に難病とされるもやもや病が発覚し、02年に復帰会見をしているが、昨年2月に「右手が重くなってきて。治るだろうと思っていて」と病院でMRI検査を受けたところ、入院、手術を勧められたという。
手術は脳梗塞の発症を予防するためのバイパス手術だったが、医師からは「絶対に手術した方がもっと血流良くなるから、安定しますよ」と強く勧められたという。「数カ月後にツアーがあったので、早めにやってみようかなという思い。ファンのためでもあるし、自分のためでもあった」と、手術を決意した心境を語った。
手術は6時間にも及んだが、その3カ月後には全国ツアーで復帰を飾った。「手術で体力がかなり奪われているので、その関係上、歌に対して不安はありましたけど、今は全然大丈夫です」と元気に語った。
この日発売の「バトン」は、手術後初のシングルになる。曲を作った当時の心境について「(カバーアルバムの)VOCALISTを出す度に期待された。オリジナルアルバム出しても期待される。期待されるのが嫌。そんな心境だった」と振り返り、「負けてもいい、泣いてもいい、立ち止まってもいい、前に進めなくてもいいから、そこにバトンをつなげてもいいし、つなげなくてもいいしという感覚で書いた歌」と、新曲への思いを語っていた。