13歳ピーターパン吉柳咲良、同世代・藤井四段に刺激
昨年9月に行われた「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン(TSC)」でグランプリを獲得した吉柳咲良(きりゅう・さくら=13)が29日、都内で、10代目ピーターパンを演じるミュージカル「ピーターパン」(7月24日~8月3日、東京国際フォーラム)の製作発表に出席。共演者の俳優・鶴見辰吾(52)や女優の神田沙也加(30)が13歳とは思えぬ、しっかりとした応対を絶賛した。
現在、中学1年生の吉柳は今作がデビュー作。会見では劇中歌を一人で堂々と歌い、公の場で初歌唱をしっかりとこなした。「(TSCの)決戦の日は緊張しなかったので、こっちの方が緊張したかな。小さい子が『ピーターパンがいる』と夢を持てる、かっこいいピーターを目指して頑張りたい」としっかりとした口調で言い切った。フライングについても、「ジェットコースターの落ちる感覚がフライングにあって超楽しい」と大物感を漂わせるなど、言葉遣いやハキハキとした応対で大人を感心させた。
今年は、中学3年の最年少プロ棋士・藤井聡太四段(14)がデビュー以来、無傷で歴代最多29連勝を達成した。卓球界では、世界選手権で男子シングルス史上最年少の8強入りを果たした13歳の張本智和が話題になった。
藤井四段の活躍に吉柳は、「刺激はたくさんもらっているし、頑張ろうという気持ちになる」と影響を受けている。中学生の活躍が目立つことに鶴見は「卓球は張本、将棋は藤井、演劇界は吉柳咲良をお願いします」と活躍に太鼓判を押せば、神田も「瞳に説得力があり、中性的な魅力がある。スポンジのようにぐんぐんと吸収力が早くすごい。一緒に成長していきたいと思わせてもらっています」と舌を巻いていた。