みのもんた 都議選番組で異彩を放つ…、小池百合子代表に写真集で切り込む
東京都議会選挙の投開票が2日に行われ、小池百合子都知事が代表を務める都民ファーストの会が圧勝する見通しとなっている中、都内のホテルに設置した同会の開票センターで小池代表が各放送メディアのインタビューを受けた。中でも異彩を放ったのが、みのもんたがキャスターを務めているAbemaTVだった。
ひとまず、勝利を祝福したみの氏が、二の矢で用意していたのが、小池代表の写真集「小池百合子写真集 YURiKO KOiKE 1992-2017」だった。発売は6月14日、都議選の直前という時期だった。みのが「写真集を出した意図は」と切り込むと小池代表は「増刷が決まったそうですけど…」と少しはにかんでいた。
その後、「私を25年間、私のことをずっと撮り続けてくださったカメラマンの方が、かなりご病気が厳しいということで、この時期にぜひ出したいということでした。この時期を狙ったというより、ご要請にお応えさせていただいた。この方は小泉純一郎総理の写真集を出した方でもあります」と説明した。
この写真集を撮影したのは鴨志田孝一氏。小池代表が言う通り、「Koizumi-小泉純一郎写真集」を2001年に出版している。
小池代表から、みのに主張をねじ込む場面もあった。小池代表が情報公開の徹底と、待機児童の問題などを真っ先に取り組む課題として挙げると、みのは「あと2分しか(中継時間が)ない」と口を挟んできた。しかし、小池代表は「じゃあ28秒で終えます」と意に介さず、持論を続けた。
「女性の候補者をたくさん入れました。暴行、暴言はないと思います。政治を変えるのは女性だと思っているんです。そういう候補者だと思っています」と強調。自民党の豊田真由子衆院議員を思い起こさせるような、チクリと風刺の効いた発言だった。