初黒星の藤井四段「気持ち切り替え指す」

 公式戦歴代最多記録となる29連勝を、デビュー以来無敗で達成した藤井聡太四段(14)が2日、東京・将棋会館で行われた、竜王戦決勝トーナメント2回戦で、佐々木勇気五段(22)と対局。佐々木五段に敗れて公式戦初黒星を喫し、連勝は29で止まった。藤井四段との一問一答は下記の通り。

 -対局を振り返り。

 「機敏に動かれてしまって、ちょっと勝負所なく負かされてしまったという感じです」

 -今日の対局に臨む心境は。

 「今まで通り自然体で、自分の力を出し切ろうと思って臨みました」

 -連勝は29で止まった。

 「途中、苦しかった将棋もかなりあるので、ここまで連勝できたのは、自分の実力からすると出来すぎだったと思う。これから気持ちを切り替えて指していきたいと思います」

 -まだ棋王戦と王将戦では、タイトル挑戦の可能性も残る。

 「まだまだ遠いですので、1局1局指していきたいと思っています」

 -今後については。

 「本局では自分の読みの甘さを痛感させられたので、まずはもっともっと弱点をなくせるように頑張りたいと考えています」

 -大きな注目を集めてきて、プレッシャーもあったのでは。

 「デビュー直後からこれだけ注目していただいて、こうして将棋に注目が集まっているというのは、自分としてもうれしいことかなと思っていました」

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