南果歩 渡辺謙の不倫疑惑で傷心? “意味深”発言連発「心身ともに疲れて」
女優の南果歩(52)が4日、都内で、NHK BSプレミアムの主演ドラマ「定年女子」(9日スタート、日曜、後10・00)の制作発表に出席した。3月末に夫で俳優・渡辺謙(57)の不倫疑惑が報じられてから、初の公の場。騒動による傷心を示すように、「ちょっと心身ともに疲れて」と告白するなど、“意味深発言”を連発した。
渡辺の不倫疑惑発覚から約3カ月、沈黙を貫く夫よりも先に、妻が口を開いた。
主演作は女性のセカンドライフがテーマ。5月から撮影に入っているが、冒頭で「ちょっと心身ともに疲れて落ち込んでいた時期に、こういう作品に巡り合えて、神様が引き合わせてくれた素晴らしいご縁」とあいさつし、夫の不貞問題をにおわせた。
間が悪いことに、南が演じる主人公・麻子は、旦那の浮気が原因で離婚したシングルマザー。家庭では娘を育て上げて、仕事では会社の都合で退社という転機を迎える役どころだが、実年齢と1歳しか違わない設定もあってか、自身とダブらせたようなコメントが相次いだ。
生涯を箱根駅伝にたとえて、「この世代になると完全に復路です。人生の前半で眺めた景色を逆方向から見ると、同じ景色も別のものに見えてくる瞬間があるんです」と大人の女性らしい深い見識で吐露。役柄に共感する部分を聞かれると、「若いころであれば、落ち込んで立ち直るのに時間がかかったり、心の傷を持ったりしますが、やっぱり50代はたくましいですね。自分の人生だと捉えられる」と意味深長に返答した。
「いろんなことを振り返って、私の人生の大切な1ページだったと笑顔で語れるようにしよう、という腹のくくり方が50代には出てくるんじゃないかな」。不倫騒動により、一部では別居も報じられている芸能界屈指のおしどり夫婦。自分に言い聞かせ、生じた“ミゾ”を埋めるかのように、南の言葉には熱がこもっていた。