三浦祐太朗、母・百恵さんの「息子が歌ったら嬉しい」で決意 カバーアルバム発売で
歌手の三浦祐太朗が5日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、母である山口百恵の名曲をカバーしたアルバムを発売するにあたり、母からかけられた言葉や、アルバムに込めた思いなどを明かした。三浦はこの日、山口百恵カバーアルバム「I'm HOME」を発売。百恵さんの名曲8曲を収録している。
三浦は今回のアルバム発売にあたり、「母の昔からのファンの方々に受け入れてもらえるのか、今の自分がそれをやってよいものかという葛藤はずっとあった」と告白。偉大すぎる母の歌を歌うことに迷いもあったという。
そんな時、母に相談したところ「私のカバーを息子である祐太朗が歌ってくれるのは嬉しい」と、素直に喜んでくれたことで「前に一歩足を踏み出す勇気が持てた。アルバムに挑戦しようという気になった」と振り返った。
発売を決めてからは母の昔の画面にかぶりつく毎日。「10代の母をずっと見る作業して、どういう歌い回しでどういう歌いじりで、どこでビブラートかけてっていうのは自分なりに勉強しました」と言い、「細かいところなどを是非、聞き比べて欲しい」と胸を張った。
これまで母親の歌う姿をじっくり見たことはなかったといい、今回の作業は「めちゃくちゃ照れました」と息子らしい目線も。だが、歌手として見ると「大人の女性の曲が多くて、それを10代でバチッと格好良く歌っていたのはとんでもないこと。ぼくは今33歳ですけど、今の僕ですら歌いこなせない。それを母が見事に演じていたのは、恐ろしさみたいなものも感じた」と畏敬の念も語った。
「山口百恵だった時代ではなく、三浦百恵という今の僕の母を知っているのは、僕と父と弟ぐらい。母っていう部分に感謝を込めて歌えたらいいな」とも説明。母への思いを歌に込めたと明かしていた。