萬田久子、同い年の夏目雅子さんの死をきっかけに「女優を捨てて」出産
女優・萬田久子(59)が8日、TBS系トーク番組「サワコの朝」に出演した。同い年だった故・夏目雅子さんや、事実婚だった夫への思いを語った。
19歳でミス・ユニバース日本代表となり、その後芸能界入り。女優としての仕事も次々と決まり、“モテ期”にも突入。「物は捨てられないけど、男は捨てられる」と豪語したほど。いろいろなタイプと付き合ったが「お芝居の話するような人とは、付き合ったことなかった」と振り返った。
そんな順風満帆に見えた女優生活だったが、立ち止まるきっかけとなったのが、同い年の夏目雅子さんの死だった。「彼女が28歳だったかな。かなりいろんな代表作があったじゃないですか。私は同じ年なのに何もないって」と差を実感。「このまま女優としてやっていけるのかな?と思っているときの妊娠」と、当時を振り返った。
阿川佐和子が「それでニューヨーク(で出産)」と問いかけると、コクリと頷いた萬田。「スランプじゃないけど逃げたのかも。女優を捨てたんですもん。自分で芸能界からフェードアウト」と出産時の思いを吐露した。
萬田は1987年、29歳のときに、不倫関係にあった会社社長との間に男の子を出産。男性が離婚後も結婚することなく、事実婚を貫いた。だがその男性はスキルス性胃がんで他界。「今年七回忌。余命3カ月って言われて、初めて彼にはがんだと伝えました。それまで私と先生しか3カ月というのは知らなかった」と振り返った。
最愛の人との突然の別れに、「本当は朝からずっとお酒を飲んで寝ていたかった」という萬田。だがそれを救ってくれたのが「スタッフ、友達、お仕事ですね」と感謝した。