昨年７月７日に肺炎のため死去した作家でタレントの永六輔さん（享年８３）の一周忌イベント「夢であいましょう～永六輔さんのうわさ話～」が８日、都内で行われ、女優・黒柳徹子（８３）、歌手・さだまさし（６５）、次女でフリーアナウンサーの永麻理（５５）らが出席した。

　作詞家などマルチに活躍した永さんと６０年以上の付き合いになる黒柳は、過去に３回しか一緒に外食をしたことがなかったとし、ステージ上では永さんではなく、永さんと親交のあった故・淡谷のり子さんの思い出話や物まねで笑わせた。だが、永さん作詞の名曲「上を向いて歩こう」「夢であいましょう」などを歌った時は涙も。

　さだはイベント後に会見し、「永六輔というジャンルのあった方」と多才だった故人に改めて脱帽した。永さんの言葉をまとめた本「大遺言」を発売した麻理の次男で東大３年生の永拓実（２０）は、「作家とタレント活動に興味があります」と話し、芸能事務所に所属予定であることを明かした。