武井咲 銀座のママ役に「腹をくくって取り組んでいきたい」 銀座のクラブで勉強も
女優の武井咲(23)が10日、東京・六本木のテレビ朝日で開かれた主演ドラマ「黒革の手帖」(20日スタート、木曜後9・00)の制作発表会見で、“希代の悪女”原口元子を演じる決意を「できるの?と試されているような目が多いので、元子のように(世間を)打ちのめしてやりたい」と表明した。
元子は派遣社員として勤めていた銀行から1億8000万円を横領し、その金と借名口座のリストが記された「黒革の手帖」を武器に、銀座のママにのしあがっていく。松本清張の不朽の名作とあって何度もドラマ化されおり、最近では武井の事務所の先輩で女優の米倉涼子(41)が2004年に元子を演じた。武井は松本作品初主演で、元子に史上最年少の23歳で挑む。
武井は会見に“銀座のママ”として高級感漂う白の和服で登場し「撮影に入る前に銀座のクラブで本物のママさんにお話を聞きました。一度も行ったことがなかったんですが、品のある艶やかな世界でした」と勉強の成果も披露した。
武井と5年ぶりの共演となった俳優・江口洋介(49)は「着物を着ていると迫力が違う。ドラマと女優のイメージを覆す気持ちがシンクロしてるんじゃないですか」という。俳優・奥田瑛二(67)も武井との撮影を「ここはどこだ?銀座かよと思った。着物がとてもお似合いで板についていた」と振り返った。
悪女という新境地に挑戦する武井は「正直大きなプレッシャーを感じています。元子のように腹をくくって作品に取り組んでいきたいと思います」と会見を締めくくった。
主題歌は歌手で俳優の福山雅治(48)が書き下ろした「聖域」となっている。