中嶋しゅうさん葬儀 妻・鷲尾真知子「もう泣かない」涙、岡本健一「大好きな先輩」
舞台「アザー・デザート・シティーズ」出演中に舞台から転落し、急性大動脈解離のため6日に69歳で亡くなった俳優・中嶋しゅうさんの葬儀が12日、東京・杉並区のコムウェルホール高円寺で営まれた。中嶋さんの妻で女優の鷲尾真知子(68)が喪主を務め、俳優の西岡徳馬(70)、高橋克実(56)、女優の渡辺えり(62)、安達祐実(35)ら俳優仲間や関係者ら約300人が参列。中嶋さんとの別れを惜しんだ。
葬儀の様子などは非公開だったが、参列者によると、鷲尾は気丈に弔問客に対応していたという。喪主あいさつでは「もう泣かないでがんばる」と語りながら思わず涙をこぼし、参列者の涙を誘った。鷲尾の友人である渡辺は「これから友達として支えていきたい」と話した。
弔辞は中嶋さんと親交の深かった俳優・岡本健一(48)、新国立劇場の次期演劇部門芸術監督に就任する小川絵梨子氏(38)らが読んだ。岡本は「たばこ場(喫煙所)でお話をしながら、いろんなことを教えていただきました。すごく大好きな先輩です」と感謝。中嶋さんと一緒に舞台を作ることで成長してきたという小川氏は「恩を返せていなくて申し訳ないです」と突然の別れを悔やんだ。
中嶋さんが出演していた舞台「アザー-」は俳優・斎藤歩(52)が代役を務め、13日から上演が再開する。寺島しのぶ(44)らキャストは稽古を行っていると見られ、この日は参列しなかった。