藤井四段 笑いとった とるのは駒だけじゃない? スピーチでジョーク
昨年12月のデビュー以降無敗で「29」連勝を達成し、最多記録を更新した中学3年生の最年少棋士・藤井聡太四段(14)が16日、名古屋市内で行われた「門脇芳雄賞」の授賞式に出席した。スピーチでは、珍しくジョークも繰り出し、地元でリラックスした表情を見せた。
詰め将棋の普及に貢献した人に贈られる門脇賞。藤井四段は「詰将棋解答選手権」で3連覇した功績が認められ、受賞した。賞状を受け取ると「(優勝して)参加記を書かされてしまいました。3回になって。そろそろ、そちらもきついので…」と、今年限りの“引退”を表明し、会場からは爆笑が。最後は「来年も解答選手権に出場して優勝を目指したいと思います」と4連覇を誓い、式後には「少しは貢献できたのかな。3連覇が評価されたのは非常に嬉しい」と照れ笑いを浮かべた。
さらに、谷川浩司九段らプロも参加しての詰め将棋「解答競争」も実施。藤井四段が1位に輝いた。