スピッツ 木村文乃主演ドラマをジャック
人気バンド・スピッツが、女優・木村文乃(29)主演のTBS系ドラマ「伊藤くん A to E」(TBSで8月15日開始、火曜、深夜1・28。MBSは20日開始、日曜、深夜0・50)を楽曲で“ジャック”することが18日、分かった。
来春公開で映画化も決定している今作は、作家・柚木麻子氏の小説が原作。イケメンながら自意識過剰なクズ男・伊藤くんに振り回される女性たちと、彼女たちから恋愛相談を受け、ネタとして利用しようとする落ち目の脚本家(木村)の姿が描かれる。
全8話で、2話ごとに佐々木希(29)、志田未来(24)、池田エライザ(21)、夏帆(26)の4人がゲストを担当。佐々木が「ぞんざいに扱われる女」、志田が「自分の殻に閉じこもる女」など、テーマが決まっており、おのおのを象徴する音楽として、スピッツの名曲が“4人4様”のラストを飾る。
エンディングで「冷たい頬」が流れる佐々木が劇中で別の曲を口ずさむなど、全編を通して、スピッツが存在感を見せる異色の試みとなる。
5日に発売されたシングルコレクションも総出荷枚数が50万枚超えと好調。結成30周年の4人組を頼った廣木隆一監督(63)は「いろんな人の思い出が詰まったスピッツの名曲たちが、ドラマに新たな感動と深みを与えてくれました。スピッツはやっぱり、くせになります」としてやったりだった。