NHK総局長、船越の「ごごナマ」続投を明言 苦情も「引き続きMCを」
NHKが19日、東京・渋谷区の同局内で定例の放送総局長会見を開いた。同局昼の帯番組「ごごナマ」でメーンMCを務める俳優の船越英一郎について、妻の松居一代が降板を求めたり、1本あたりのギャラを暴露したりしているように取れる記述をしている問題について、木田幸紀放送総局長は「引き続きMCを担当していただくつもりです」と語った。
木田総局長は質問に、「NHKとしては個人のブログの内容についてコメントはありません。それから、出演者のプライベートに関わることなので、それについてもコメントすることはありません」と松居のブログの内容については関知しない姿勢を示した。その上で、「引き続きMCを担当していただくつもりです」と明言した。
ブログでは、松居が読者に対して、NHKに意見をぶつけるよう求めている記述もある。それを含めて、ブログでの暴露が始まった7月4日の深夜の翌日にあたる5日から「100件は超える数字」(広報担当者)の意見が寄せられていることも明かされたが、詳細な件数についてはとりまとめていないとした。内容については「プライベートについて取り上げるべきではない」とするものがあるとした。
「ごごナマ」は船越の問題を除いても、視聴率が芳しいとは言えない状況になっている。リニューアルについての質問に、木田総局長は「今までやっていなかった時間帯にこのようなタイプの番組をスタートさせて、すぐ結果が出るとは、長年の経験から考えていなかった。むしろ、この3カ月半ぐらいの間にいろんな形で定着をそれなりにしてきているし、いろいろなご意見を伺っています」と番組に一定の評価をした。
ただ、船越自身が、番組に対してどのような意向を示しているかについては「まあ、現場の担当者に仕事の話しかしていないということはないでしょうから、信頼関係の中で話しをしているのでしょうが、私はオフィシャルに聞いているわけではないので、個別のやりとりについてはお答えを控えさせていただきたい」と語るにとどめた。
松居はブログでは船越の個人名や「ごごナマ」の番組名は出していないが、「今、すぐに、司会者を変えていただこう」と求めたり、「一回の出演料40万円だ」と暴露したりと船越についてと読み取れる文脈で、過激な発言を続けている。