北野武監督（７０）の「アウトレイジ　最終章」（１０月７日公開）が第７４回ベネチア国際映画祭」（８月３０日開幕）のクロージング作品に選ばれたことが２７日、分かった。

　北野監督の最新作でシリーズ完結編となる「アウトレイジ　最終章」は映画祭のクロージングを飾る。開催最終日９月９日に授賞式後のフィナーレとして上映され、北野監督も参加する。

　同映画祭と北野監督の縁は深く、第５４回に「ＨＡＮＡ－ＢＩ」が最高賞の金獅子賞を受賞。第６０回には「座頭市」が監督賞にあたる銀獅子賞に輝いている。

　「アウトレイジ」シリーズは１作目がカンヌ国際映画祭のコンペ部門、２作目がベネチアのコンペ部門に出品されており、全作が世界三大映画祭で上映される快挙だ。映画祭を自作で締めくくることに北野監督は「まさにぴったり、願ったりかなったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜んでいた。