平尾昌晃さん密葬に五木、ルミ子ら 再々婚の妻も…長男が喪主務める

 亡くなった平尾昌晃さんとの思い出を語る五木ひろし
名付け親でもある故・平尾昌晃さんの通夜に参列した森口博子=都内の斎場
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 肺炎のため今月21日に死去した作曲家・平尾昌晃氏(享年79)の通夜が29日、都内の斎場で密葬として営まれ、2013年春に再々婚したチーフマネジャーの妻ら家族をはじめ、歌手の五木ひろし(69)、布施明(69)、小柳ルミ子(65)、森口博子(49)ら約70人が参列。別れを惜しんだ。

 喪主は平尾さんの2度目の妻との間に生まれた長男・亜希矢さん(38)が務めた。次男で歌手の平尾勇気(36)も参列したという。

 弔問を終えた五木は「親を亡くしたような悲しい気持ち。こんなさみしいことはない」と天を仰いだ。平尾さんは「よこはま・たそがれ」(1971年)をはじめ、作詞家・山口洋子さんとのコンビで数々のヒット曲を生み出してくれた恩人で、「平尾先生との出会いがなければ、五木ひろしはこの世に誕生しなかった」と感謝した。

 最近は毎年、紅白歌合戦で顔を合わせており、「一昨年は体調を崩していたけど、昨年は回復していたので、まさかこうなるとは…」とショックを隠せなかった。

 この日は遺影に「本当にありがとうございました」と感謝の思いを伝えたといい、「いつかはこういう時が来る。それにしても、お別れはつらい」と声を振り絞った。

 祭壇は五線譜と音符をイメージしたもので、今にもメロディーが流れてくるよう。遺影は、本人が一番好きだったという写真が選ばれた。

 ギター2本、メガネ、ポシェットなどの愛用品や2003年に受章した紫綬褒章の証書、自身が歌うLPレコードなどが飾られ、好物のお菓子や桃が供えられた。棺の中にも愛用の紺のジャケットとシャツが納められた。また式場の入口には、自身が手掛けたオートレースのテーマソング「ぶっちぎりの青春」の楽譜などが展示された。

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