藤井四段は「どんくさい」?! 母が語る15歳の素顔

 最年少プロ棋士としてデビューから公式戦29連勝の新記録を打ち立てた中学3年の藤井聡太四段(15)の母裕子さん(47)がこのほど、共同通信のインタビューに応じた。忘れ物をよくするなど「家庭では、どんくさいという評価」と話すなど、盤面に向かう姿とは違う、素顔の“聡ちゃん”を明かした。

 前人未到の連勝記録を達成した“神の子”も、母の前では“ただの子”だった?

 裕子さんは「どんくさいというのが家庭での評価。小学6年の時、宿泊先に服を全部忘れてきました。今もよく傘をなくします。『何やってるの』ということが多い」と指摘。将棋では今や全棋士が恐れる切れ味を披露するが、母は「すぱっと切れるタイプじゃないです」とバッサリ斬った。

 昨年12月のデビューから半年間、連勝街道を走り抜けている最中も飄々(ひょうひょう)とした自然体の印象だったが、「本人は口にヘルペスができたり、目が腫れて『ごろごろする』と話したり。疲れていたんでしょう」と体は悲鳴を上げていたことも明かした。

 5歳夏で将棋に出会うまでは「電車が好きで運転士になりたがっていました」。将棋に夢中になると愛知県瀬戸市のお年寄りの将棋サークルに通い出すも「子どもは来ちゃだめ、と言われ『早くおじいちゃんになりたい』と残念がっていました」という。

 対局がない日も将棋漬けの毎日に、母として心配も。

 「午後4時半に学校から帰り、新聞を読んだり、おやつを食べたりし合間に対局をチェック。別の棋士がする対局の中継を見て寝るのが遅くなることがあり『続きは朝にしたら』と言ってしまいます。でも、それでいいのか悩みます」。

 高校進学か将棋専念か、進路にも注目が集まるが、「勉強との両立は大変そうですが、親がとやかく言って効果があるかというとそうでもない。本人の意思に任せています」と裕子さん。「聡ちゃんの好きなようにやってほしい。本人が強くなりたいと話すのでできる限り強い棋士に、みんなに愛される魅力的な人になってもらえれば」と希望した。

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