のん 音楽も本気「全部の活動がメイン」の“のんジャンル”宣言
個人事務所で再スタートを切った女優・のん(24)が6日、東京・葛西臨海公園で開催されたライブイベント「WORLD HAPPINESS2017」にゲスト出演し、生の歌声を披露した。終演後には報道陣の取材に応じ、音楽活動を含め「お芝居、絵を描いたりすること、音楽、全部の活動がメインです」と今後は“のんジャンル”で活動していくことを宣言した。
のんは今月3日に「創作あーちすと」として新レーベル「KAIWA(RE)CORD」(カイワ・レコード)を発足し、本格的に音楽活動を開始することを発表していた。この日のステージでミュージシャンとしての第一歩を踏み出し「『KAIWA(RE)CORD』には音楽で会話できるようにというメッセージを込めてます。みなさんと音楽で会話できるようがんばっていきたいです」と意気込みを語った。
会場では、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」とRCサクセションの「I LIKE YOU」、架空のラジオ番組「カイワレディオ」を収録したカセットテープ、フォトカード、名刺などが入った「OHIROME PACK」を500個限定で発売。9月には同じ曲を収録したEP盤(シングルレコード)も発売するという。
NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインを務めたことで女優のイメージが強いが、中学生の時には地元・兵庫でバンドを結成し、ギターを担当していた音楽少女だった。「書きためてる曲もいっぱいある」そうで、自身のレーベルで発表する意向。今後は女優、創作あーちすとに加えてミュージシャンという肩書も加わるが「お芝居、絵を描いたりすること、音楽、全部の活動がメインです」と“のんジャンル”で活動する意欲を語った。
ライブではミュージシャン・高橋幸宏(65)のステージにゲスト出演し、ギターをかき鳴らしながらロック調で「タイムマシン-」を熱唱。「ものすごい方々に囲まれてビビリまくってたんですが、始まったら楽しかったです」と笑顔を見せた。また、歌手・コトリンゴの出演時にもゲストとして登場し、自身が主人公の声優を務めたアニメ映画「この世界の片隅に」(16年)の主題歌「悲しくてやりきれない」を披露した。